新茶の季節に味わう八十八夜の恵み

2025年05月12日

今回のテーマは「新茶の季節に味わう八十八夜の恵み」です。

 

春が深まり、心地よい陽気とともに新茶の季節がやってきました。

立春から数えて八十八日目、5月初旬にあたる「八十八夜」は、昔から茶摘みの最盛期とされ、

この時期に摘まれた茶葉でつくる「新茶」は、一年の中でも特に香り高く、味わい豊かなことで知られています。

 

新茶には、冬の間に茶葉がじっくりと蓄えた栄養がぎゅっと詰まっており、健康に役立つ成分が豊富に含まれています。

たとえば、カテキンには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して老化や生活習慣病を予防する働きがあります。

 

また、ビタミンCは免疫力を高め、風邪予防や疲労回復に効果的です。

さらに、テアニンというアミノ酸にはリラックス効果があり、気持ちを落ち着け、心の緊張をやわらげてくれます。

こうした栄養素を含む新茶を、毎日の習慣に取り入れることで、体調管理や気分転換に役立ち、心身ともにリフレッシュできます。

健康意識が高まる世代にとっては、認知機能のサポートや健康維持にもつながる、嬉しい飲み物といえるでしょう。

 

古くから「八十八夜に摘まれた新茶を飲むと長生きできる」と言われ、縁起の良いものとして親しまれてきた新茶。

春の恵みを感じながら、毎日のお茶習慣を見直してみませんか?

香り立つ一杯のお茶が、穏やかな時間と健やかな日々を運んでくれることでしょう。

 

参考資料 

新茶とは?「八十八夜に摘み採られたお茶を飲むと長生きする」って本当?